シマンチューぬ不思議その11

b-pro店長

2009年05月18日 21:10

害虫の話パート2

もう害虫の話は聞きたくない!
そう言わずに今回で終わりますから、もう少し付き合ってください。

我が家では犬を2頭飼っています。
この犬達を散歩に連れていくと、良く貰ってくるのが、「ノミ・ダニ」です。
「さすが南国」!感心している場合ではありません。
本当に困っています。我が家の犬はお座敷犬で、一緒に寝ていますが、
この「ノミ・ダニ」が僕の体を這い回っています。
店では、ワイルドクワガタのダニと格闘し、家でも大格闘してます。
最近では、蚊よりダニが大嫌いになりつつあります。
考えただけで、痒くなってきた!
室内犬を飼っている方、対処法がありましたら、教えてください。

次は、カブクワブリーダーの一番の天敵「コバエ」です。
良く店でも聞かれるのですが、
コバエには大きく分けて2種類います。
ゼりー等によってくる、「ショウジョウバエ」と
マットから発生する「キノコバエ」です。
「キノコバエ」はアースノーマットで簡単に駆除できますが、
「ショウジョウバエ」にはまったく効きません。
まあ、大量に発生するのは「キノコバエ」なので、駆除は可能です。
コバエについて、とても困るのは、人の鼻や口に好んで入ることでしょうか。
まったく腹が立ちます。時には呼吸困難に陥ります。(笑)
普段から清潔にして、まめに掃除しましょうね。

最後に紹介するのは「サイカブト」別名タイワンカブトです。
この昆虫を今までの害虫と一緒にするのは、いささか気がひけますが、
農家や行政の方にとって、立派な「害虫」のようです。
実は沖縄へ来るまで、「サイカブト」を見たことがありませんでした。
初めてワイルドの「サイカブト」を見たとき、とても感動しました。
あまりカッコイイとはいえませんが、立派なカブトムシの仲間です。
そして、生命力がとても強い。日本のカブトムシならせいぜい2~3ヶ月の命ですが、
このムシは1年は生きると思います。そして1年中活動しています。
その生命力のせいで、沖縄固有の「オキナワカブト」の数が激減しているのでは?
と思えてきます。
個人的には、嫌いではありませんし、見つけると他のカブクワ同様に飼育しています。
(でも、害虫に指定されているので、店では販売していません。)

「サイカブト」も数がうんと少なく、生命力がさほど強くなければ、
「ヤンバルテナガコガネ」のように絶滅危惧種に指定され、保護される立場になっていたのに・・・。
外国産のカブクワは、日本産より強い物が多く、特に沖縄では、
冬も越せると思われます。だから絶対に逃がさないでくださいね。
「サイカブト」のように害虫に指定されたら、彼らが可愛そうです。